天使と悪魔





「……おい?愛莉?!」


 

私を心配する仲間逹

次から次ぎえと流れ出す血液




次ぎ、仲間を助けたら私の命はない








ふと、鬼の方に目をやるとさっき魔鬼斗が真っ二つにしたはずの体が元に戻っている



おそらく再生したんだ





さて、ここからどうするか





私には時間がない



急がないと




「みんなで一斉に鬼に飛びかかろう」


 「え?」



私の言葉にみんなが反応する



「個人個人でやってたらきりがない。一気にしとめよう」



私の左手はもう使い物にならない

右だけで戦わなければならないのだ



「わかった」

「おう!」 



みんながこの意見に賛成してくれた





ありがとう





「よし、私の合図で行こう!!」




また鬼の様子をうかがう


 

鬼が私達から背を向けた




「今だ!!いこう!!!」





そういって私達はまた走り出した



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