天使と悪魔
わかってる
私は鬼の前に走り刀を振り上げた
「悪魔様。天使様。人間。全部の妖精。哀れで可哀想なこの鬼を解放してあげてください。私に力を乱鬼党!」
刀が徐々に光り始める
これは人間に代々伝わる必殺技
人間にしか出来ないもの
目が眩むほど眩しい光を放つ刀
だが、私は刀が完璧に完成する前にある異変に気づいてしまう
「くっそ!何だよこれ!!」
誰にも聞こえないくらい小さな声
だけど私はこの声を聞きそびれはしなかった
声は悪斗からだ
ふと、悪斗に目をやると