天使と悪魔




「愛莉!速くぅーー!!!」



鬼の方を見てみると無惨に切り裂かれているがすぐに修復してしまっている




でも頑張っている仲間がいる






あぁ!


もう!


だから仲間じゃないって!





鬼から視線をはずすと悪斗と目があった



「____……」




悪斗が口パクをしている





あれは……







私は悪斗の言葉に従う



はは


初めてだよ

人の言葉に従うなんてさ




「私に力を!乱鬼党!!!」

そう言うと悪斗は満面の笑みで頷いていた




そして刀はさっきより眩しい光を放つ



そして鬼へと走り出す









ごめんね




悪斗




悪斗を見捨てた訳じゃないの



だけど




『俺を助けるな。お前のことをまっている仲間を助けろ。』





さっきの悪斗の言葉




別に仲間を助ける訳じゃない



鬼を殺すためにやるだけだ



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