天使と悪魔












『愛莉。お前強くなったな』





「え?」





強くなったな?




『さっきの言葉。お前の意志が伝わったよ。お前を乗っ取ったりはしない』






「ほ、本当に?!」






『あぁ。本当だ』






やった!


乗っ取られないんだ!



『だけど、一つお願いをして良いか?』




「ん?お願い?」





『あぁ。さっき愛莉は命令を聞かないと言ったがそれは契約に反する。力は自分のために使う、仲間のために使うと言ったのはわかった。』





何?



赤鬼月鳥は何をいいたいの?




『……でも……また俺のところに来いよ』




「は?」



え?
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