2人だけの秘密。
え、“で?”じゃなくて…。
ってか、“で?”って何?
あたしがそう思ってきょとんとしていたら、広喜くんが言った。
「それが何?」
「え、」
「いいじゃん、せーり中でも。何も問題なくね?」
そう言って、またあたしを抱きしめてくる。
いや、ちょ、ちょっと待ってよ!
「問題なくない!そりゃああたしだって広喜くんとシたいけど…」
「じゃー何」
「…ダメだよ。やっぱ終わってからにしよ?あ、じゃあ広喜くん来週の火曜日って、」
「ゴチャゴチャ言ってねーでヤるぞ」
「!!」
あたしが次に広喜くんと逢う約束をしようとしたら、広喜くんはそう言って強引にあたしをベッドの上に押し倒してきた。
「っ…ダメだってば…!」
「うるせーよ、」
だけど、いくらあたしがそう言っても広喜くんは聞き受けてくれず、
そのまま言葉を遮るように深いキスをした・・・。