2人だけの秘密。
あたしがそう言うと、修史さんがまたあたしに跨がりながら言った。
「…鏡子ちゃん、悪いコ。今のそれ、鏡子のお父さんが聞いたら泣くよ?」
「大丈夫、」
「ミキちゃんもそこで寝てんのに、」
「……声は極力我慢するから(自信ないけど)」
そう言って、修史さんの背中に両腕を回す。
すると修史さんは優しく笑って、再びあたしにキスを落とした───…。
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それから何日か経って、あたしは今度は修史さんのご両親に挨拶をしに出かけた。
そんなに遠くない場所だからミキちゃんはお母さんに預けて、あたしは修史さんと二人で修史さんの実家に向かう。
修史さんが車を運転してくれてしばらくすると、ようやくそこに到着して車を停めた。
……大丈夫、かな?
緊張する…。