2人だけの秘密。
「心配なのはわかるけど、そこは大丈夫って信じてなきゃ。どっちにしろ幼稚園に行くことはもう決まってるんだし」
「…うん、」
「入園する前から心配してたって何も変わらないよ。ミキちゃんなら大丈夫だって」
そう言って、あたしを励ますように顔を覗き込む。
その言葉に、あたしは少しうつ向いて考えたけど…
………そっか、そうだよね。
修史さんの言う通り、今は大丈夫だってミキちゃんを信じていよう。
これは誰でも通る道だから、
あたしはそう思って顔を上げると、目の前にいる修史さんに言った。
「じゃあ、ミキちゃんが幼稚園に通うようになったらあたしといーっぱいデートしてね」
そう言って笑顔を向けたら、修史さんは何も言わずにただ微笑みながら頷いた。
……………
それから数時間が経って、時計の針が0時を回った。
修史さんと二人で寝室に行くと、ミキちゃんは相変わらずぐっすりと熟睡していて…。
「…そろそろ俺久しぶりにヤりたいんだけど」