2人だけの秘密。
そう言って肩に回された腕に、ドキッとしてしまう。
…そうだね。それも最近じゃずっとお預けだから。
確かにあたしもしたい気持ちも無いわけじゃないけど……いや、ダメだ。
ミキちゃんが起きちゃう、
あたしはそれを考えると、修史さんに言った。
「…今日も我慢して?ミキちゃんが起きちゃったらコワイ、」
「そうだけど…」
「じゃあおやすみ、」
そう言って、ミキちゃんが起きないうちに修史さんに触れるだけのキスをする。
……よかった、ミキちゃん起きてない。
そのことに安心して、ベッドに横になろうとしたら…
「鏡子、」
「!」
ふいに修史さんに名前を呼ばれ、返事をする隙もなく…
あたしは次の瞬間修史さんに深くキスをされた。