真っ黒なオメメのサンタさん!!
親は、この二階建ての一軒家に居なく、私は一人きりなので、クリスマスパーティーなんてやるわけもなくて。それでもサンタさんから貰えるのではないかと浮かれている。
サンタさんへの手紙の内容は、大したことないものだけれど、これで良いよね?
その手紙を見つけやすい枕元に置き、準備完了!
あとは寝るだけだ。
ベッドに入り、誰もいない空間に話しかける。
「お休みなさい──。」
言い終わるか終わらないうちに、私は眠りに引き込まれた。
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──────Zzz
「メリークリスマス♪」
サンタが来た事にも知らずに。