真っ黒なオメメのサンタさん!!

恥ずかしくて、しばらくの間、顔向けできずにいた。

この気持ちはなんだろう?
ドキドキするような、安心をするような、この気持ちは。




すると、撫でていた手がするりと離れた。

その手を目で追うと、目の前に居た人が消えていった。




そして、一瞬にしてブラックホールのように深い闇に包まれる。暗くて何も見えなく、私がどこに居るのかすら分からない。


──怖いよ…ッ!!帰りたい…


恐怖が火傷のように痛く、肌に張りついてくる。そして、息も出来ないような暗い圧迫を胸に受ける。




誰か……………助けて!!!


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