真っ黒なオメメのサンタさん!!


「ぐわあああぁぁぁああ!!!」

自分の声とともに、私は目を覚ました。


「ここはどこ、私は誰!?」

よく漫画であるような台詞を吐いてしまった。でも大丈夫、ちゃんと覚えている。ここは自分の部屋のベッドで、私の名前は橘愛佳だ。


目が覚めた後も、夢の中で出てきた恐怖がまだ私を襲っている。

そして、はぁはぁという息遣いで、布団から出た肩が上下に大きく揺れる。

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