もう、好きだった
「おねがいしまーす」



柳先生の隣に座る


「あっ頼子ちゃん…テストどうだった?」


期待いっぱいで聞く柳先生に93点の理科のテストと88点の数学のテストを差し出した


「93点と88点か!
がんばったじゃん!
やっぱあの日遅くまでやって良かったね!」



またマスクの下で笑ったのが分かった


「はい!ありがとうございました」



二人の間に流れる幸せな空気その空気を遮るように


『起立!』

授業の号令がかかった




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