もう、好きだった
「もう8時かぁ」


あももろに柳先生が言った

「…えっ!8時!!」



ずっと勉強に集中していた私は周りのことなんか見えていなかった


まわりを見渡してみると



生徒は誰もおらず先生たちがちらほらと…





「すっすいませんこんな時間まで…
りっ理解しました。テスト頑張りますね」


そう言って急いで帰る支度をしていた


「ふふっ大丈夫だよ。時間とか気にしなくても。頼子ちゃんがスッキリしてかえるのが一番だからね」



そういってまたマスクの下で笑った




…そういう熱心な先生が好きだった









まだこの時は先生として…
< 5 / 17 >

この作品をシェア

pagetop