domino
「昨日の事だけど、君、責任者で良いかな?」
あまりに唐突な事に何が何だかわからなくなった。
「責任者?今、責任者って聞こえたけど・・・。」
聞き間違えではないかと思い確認してみた。
「責任者・・・ですか?」
すると、すぐに簡単に返事が返ってきた。
「そう。責任者。役職は・・・課長くらいでいいか。細かい事は、総務に言っておくから聞いておいてね。役職って言う方が交渉もし易いだろうしね。」
しばらく黙って考えてみた。今まで生きてきた中で得た知識では、役職と言うものは長年働いてきてがんばって会社に貢献した人とか、営業成績がとてもいい人とかそう言う人がなるものだと思っていた。
そんな知識が、僕が課長になったという事実を信じられないものにしていた。
「本当ですか?」
思わず聞き返してしまった。
「本当だよ。うちは実力主義。“使える”って思えばそれなりの待遇にはするさ。」
“使える”。今までこんな事を言われた事がなかった僕は舞い上がってしまった。そして、廊下にも聞こえるような声で社長にお礼を言った。
「ありがとうございます。」
深々とお辞儀をした。
あまりに唐突な事に何が何だかわからなくなった。
「責任者?今、責任者って聞こえたけど・・・。」
聞き間違えではないかと思い確認してみた。
「責任者・・・ですか?」
すると、すぐに簡単に返事が返ってきた。
「そう。責任者。役職は・・・課長くらいでいいか。細かい事は、総務に言っておくから聞いておいてね。役職って言う方が交渉もし易いだろうしね。」
しばらく黙って考えてみた。今まで生きてきた中で得た知識では、役職と言うものは長年働いてきてがんばって会社に貢献した人とか、営業成績がとてもいい人とかそう言う人がなるものだと思っていた。
そんな知識が、僕が課長になったという事実を信じられないものにしていた。
「本当ですか?」
思わず聞き返してしまった。
「本当だよ。うちは実力主義。“使える”って思えばそれなりの待遇にはするさ。」
“使える”。今までこんな事を言われた事がなかった僕は舞い上がってしまった。そして、廊下にも聞こえるような声で社長にお礼を言った。
「ありがとうございます。」
深々とお辞儀をした。