domino
 僕が着替えを終えても、友里の着替えはまだまだ終わる様子がなかった。教会の中をブラブラしていると友里の友達が受付のために早めに来てくれたようだった。
 「この度はおめでとうございます。」
 友里の友達は友里に負けず劣らず綺麗な女の子だった。僕は友里以外の女の子と話すのは、まだ少し苦手だった。だから、少し顔を赤らめながら挨拶した。
 「あ、ありがとうございます。友里の友達の方ですよね。」
 「はい、小林もえって言います。今日は受付をやらせていただきます。」
 彼女としばらく談笑していると、徐々に来場者が集まりだした。
 「あ、そろそろ受付の準備をしないといけないので。」
 そう言う彼女を見送り僕は控え室に戻った。
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