domino
 そこには真っ白なドレスを着た友里がいた。この世の誰よりも美しかった。あまりの美しさに声を出す事も出来ずにただ見つめていた。
 「彰。少しはなんとか言ってよ。」
 僕は友里のその言葉でやっと我に返った。
 「ごめん。ごめん。あまりの綺麗さに言葉を失っていたよ。」
 僕の言葉に友里の機嫌はすぐに治ったようだった。可愛い笑顔で照れていた。
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