TEARS【~君色涙~】
急いで自分の部屋へと駆け込んだ私は、思いきって隼人にラインを送ってみた。


『夜遅くにごめん。
相談というか、お願いがあるんだけど…』


そんな私のメッセージにもすぐ既読表示がついて、隼人から返信が来た。


『いいよ。どした?』

『広瀬先輩の住所、知ってたら教えてもらえるかな。直接渡したいものがあって』


これもすぐ既読にはなったものの、
なぜかしばらくの間返事に間が空いたかと思うと、隼人からこんなラインが返って来た。
< 107 / 440 >

この作品をシェア

pagetop