TEARS【~君色涙~】
すぐさま走り出して優太を探すも
どこにも姿は見えない。

私はさっきよりも強く叫ぶ。


「優太!?」


うそ、うそ…

どうしよう。


まさか事故――?

それとも誰か知らない人に連れていかれちゃったんじゃ…



「優太!どこ!?」



嫌な予感ばかりが頭をよぎり

半分泣き出しそうになりながら、すぐ側の角を急いで曲がったとき


学校の正門前で、あの隼人と一緒にいる…優太の姿を見つけたんだ。
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