TEARS【~君色涙~】
その後、私は隼人と一緒にお祭りを見て回った。
小学生に混ざってヨーヨー釣り対決や、スーパーボールすくい。
射的にも挑戦したり
いつの間に買ってきたのやら、変なお面を被る隼人に噴き出したりもした。
とにかく楽しくて子供みたいにはしゃいで
時間が経つのも忘れるくらい、ずっと笑いっぱなしでいた。
「あっ、優衣!隼人!」
気づけばもう夜の9時過ぎ。
そろそろ皆と合流しようか話していた最中、ちょうど前を歩いてきた様子のユカリとみーちゃん、サッカー部の男子数人とばったり会った。
やっとの再会に喜びつつも、藤原さん達の姿が見当たらない…。
「あのユカリ。藤原さん達は…」
「あ、うん。最初はうちらと一緒に居たんだけど…」
どうやら途中で分かれたらしい。
それを聞いてホッとしたような…
でもそれはそれで明後日の新学期が余計気まずいような…
半ばどっちつかずの心境でいたら、サッカー部の弘毅くんが隼人に話しかける。
「なぁ隼人、この後どうする?祭りは俺達もう見終わってんだけど…」
「……」
今の時点で、既に皆は神社を回りきってしまった様子。
あ、もしかしてもう解散かな…
何て少し寂しく思っていると
その会話を聞き付けてか、ポンと手を叩いたユカリがこう提案してきた。
「ねぇ、じゃあこのあと皆で花火しない!?」
小学生に混ざってヨーヨー釣り対決や、スーパーボールすくい。
射的にも挑戦したり
いつの間に買ってきたのやら、変なお面を被る隼人に噴き出したりもした。
とにかく楽しくて子供みたいにはしゃいで
時間が経つのも忘れるくらい、ずっと笑いっぱなしでいた。
「あっ、優衣!隼人!」
気づけばもう夜の9時過ぎ。
そろそろ皆と合流しようか話していた最中、ちょうど前を歩いてきた様子のユカリとみーちゃん、サッカー部の男子数人とばったり会った。
やっとの再会に喜びつつも、藤原さん達の姿が見当たらない…。
「あのユカリ。藤原さん達は…」
「あ、うん。最初はうちらと一緒に居たんだけど…」
どうやら途中で分かれたらしい。
それを聞いてホッとしたような…
でもそれはそれで明後日の新学期が余計気まずいような…
半ばどっちつかずの心境でいたら、サッカー部の弘毅くんが隼人に話しかける。
「なぁ隼人、この後どうする?祭りは俺達もう見終わってんだけど…」
「……」
今の時点で、既に皆は神社を回りきってしまった様子。
あ、もしかしてもう解散かな…
何て少し寂しく思っていると
その会話を聞き付けてか、ポンと手を叩いたユカリがこう提案してきた。
「ねぇ、じゃあこのあと皆で花火しない!?」