TEARS【~君色涙~】
密かにそんな想いを抱きつつも、約1か月半後と迫った入試試験に向けて、私はひたすら自分の受験勉強へと没頭した。
こうしていくうちにも日は流れ、早くも今日で2月。
ソワソワと何度も壁の時計を見上げては落ち着かない素振りを繰り返す私に、ユカリが怪訝な顔を向けてくる。
「ねぇ優衣、お弁当食べないの?お昼休み終わっちゃうよ?」
「……」
そう、何を隠そう
今は学校のお昼休み。
分かっちゃいるけど、今はそれどころじゃない。
だって今日は隼人の、推薦入試合格発表が下される日なのに……。
こうしていくうちにも日は流れ、早くも今日で2月。
ソワソワと何度も壁の時計を見上げては落ち着かない素振りを繰り返す私に、ユカリが怪訝な顔を向けてくる。
「ねぇ優衣、お弁当食べないの?お昼休み終わっちゃうよ?」
「……」
そう、何を隠そう
今は学校のお昼休み。
分かっちゃいるけど、今はそれどころじゃない。
だって今日は隼人の、推薦入試合格発表が下される日なのに……。