TEARS【~君色涙~】
「もう、ウチらってばてっきり昨日は弟の優太くんのお迎えだと思ってたのに。優衣ってば水くさいなぁ」
「ち、ちち違!別に隼人とはイチャついてもなければ手だって繋いでないし、ほんとにほんとに何でもないから!」
「ほんとに~?じゃあ何で昨日は隼人と一緒に帰ったの?」
う"、それは……
“…送る”
“え?”
“家まで送る”
昨日の放課後、弟の優太を迎えにいった帰りに広瀬先輩を見かけて。
そんな先輩に気をとられている隙に優太の姿を見失って、
そこへ偶然部活中だった隼人が弟を見つけてくれて。
それで、それで……
「はよ~、あ~ねみ…」
色々ありすぎてどこからどう説明すれば良いのか困っていたところに、
隼人が遅れて教室に入ってきた。
「ち、ちち違!別に隼人とはイチャついてもなければ手だって繋いでないし、ほんとにほんとに何でもないから!」
「ほんとに~?じゃあ何で昨日は隼人と一緒に帰ったの?」
う"、それは……
“…送る”
“え?”
“家まで送る”
昨日の放課後、弟の優太を迎えにいった帰りに広瀬先輩を見かけて。
そんな先輩に気をとられている隙に優太の姿を見失って、
そこへ偶然部活中だった隼人が弟を見つけてくれて。
それで、それで……
「はよ~、あ~ねみ…」
色々ありすぎてどこからどう説明すれば良いのか困っていたところに、
隼人が遅れて教室に入ってきた。