発進受信
まだ春の暖かさが残る風にあたり校庭を見る。

部活動をしている生徒が目に入った。

青春らしく汗をかいてトレーニングを続けている。

そんな彼らを尻目に俺は人差し指を天に指した。

それはまるで電波塔。

そう、俺は電波塔だ。

集中する。
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