発進受信
「それにしてももう遅い、俺は帰るとするよ」

すると、ベッドから筑那美ちゃんが立ち上がる。

「あ、お、送っていきますっ!」

「そうだな、筑那美ちゃんに送ってもらって、俺が送り返して、また送ってもらって」

はははと笑う。

「それじゃ、また明日、学校で」

手を上げて家を去る。

「また明日」か。

本当に来るのかね。

マンションで狭くなった空のを見つめ、煙草に火をつけた。
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