発進受信
「食べていいの?」

「・・・」

黙殺。

筑那美ちゃんはお弁当箱を開けると、フォークで食べ始めた。

電波は怒りと嫉妬。

俺も箸で食べ始める。

煮物、ピーマンの肉詰め、こんにゃく。

とりあえず黙々と食う。

うまい。

おばあちゃんほどに無いにせよ、なかなかのものだった。
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