カレイドスコープ
「バイトでもあんの?
ひ・ろ・か・わ・さ・ん?」
ひろかわさん…
コイツ知らないふりしたな
「え!?メグバイトしてんの????」
「え?」
「あーひろかわさんね実は…」
「やっぱ帰んない!!!!!!!」
ったくなんでこんなヤツに脅されてこんな合コンにいんの????
このメンツなんかイケメンが響と水沼ぐらいしかいないし
水沼は麻友とずーっと話してるし
響は残りの女子二人の話を面倒くさい顔して聞いてるし、
私の隣にはブスーい秋山ってひとがいて
自分の自慢話を30分以上話してる
はぁ…
やっぱり帰りたい
ここののどこがで響に助けを求めている自分が情けない
でも、ふと目が合った
響が目で
こいつらどーにかしろよって
訴えてるのがわかる
思わず笑ってしまい
こっちも
こいつ(秋山)どーにかしろよ
とテレパシーを送った
すると響ははぁ~とため息をつき
こっちに歩いてきた
「ごめん!俺ら塾あんだ」
響が私の腕を再び掴みみんなに呼びかけた
「メグ川島君と同じ塾なの?」
「ま、まあ」
「じゃあまた」
私は川島とともに店を出た