また、君に会いたい
俺は、夜が待ち遠しかった。


やっぱり俺……?


俺は、今まで相手の事をよく知らないで好きになる事はなかった。

だから、正直、自分の気持ちに戸惑っていた。


相手の事、よく知らないのに……


その日、俺は残業をしないでいいように、いつも以上に頑張って仕事を終わらせた。





そして、その日の夜――…


俺は急いで桜の木の下に。


「ごめん、待った?」

「いえ、私もさっき着きましたから」


野中さんはにこっと笑う。

その笑顔はすごく可愛かった。

そして、俺は今、すごくドキドキしている。


やっぱり俺……

野中さんの事、好きなんだ。


「じゃぁ、行こうか」


俺達は駅の近くにある居酒屋に入った。


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