満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜
それからの私は
医学部に入るため
どの大学へ行くか
どこに住むか
どこで働くか
そこから始めた。
高校へ行き、当時の担任に医学部に行きたいと言うと
「お前の頭なら1浪しなくても入れたのに……全く…」
小言を言われながらも
大学を絞り、必要な書類や日程を確認した。
それから部屋を借りに不動産屋へ行き
なるべく安い部屋を借りた。
荷物を取りにマンションへ行く。
これが最後……もぅ帰らないマンション。
カードキーを使い入る
部屋は綺麗なまま……
『…康太…』
康太がいるんじゃないかと思ってしまう康太の匂い……。
私は自室へ行き、荷物をまとめリビングへ行く。
また……康太と一緒に暮らしたい
そう思い、康太が読んでくれると願い
康太に置きメモをした。
【少し出掛けてきます
必ず戻るからまっていてね
結衣】