満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜
大きいベッド……
一人じゃ大きすぎるベッド。
毎晩、康太に抱きしめられて寝ていた毎日が……本当に懐かしくて、幸せだった。
私は夕陽を見ながらベッドの傍に座った
こんなに夕陽が入るなんて
初めて知ったかも……
『……きれいだな…』
康太が帰ってくるまでに
お風呂とご飯の準備しようかな……
私は立ち上がりキッチンへ向かった。
冷蔵庫に何か入ってるかな…
冷蔵庫をあけると、それなりに入っている……桜田さんかな。
ん?そもそも、ご飯を食べて帰ってきたらどうしよう……
ん……けど、それなら明日温め直せばいいっか。
康太のためにご飯を作り
康太の帰りを待つなんて……
久しぶりすぎて、ちょっと恥ずかしいな。
けど……お帰りって言いたい。
前みたいに……ちゃんと笑って……。
私は康太が帰ってくるであろう7時に合わせて、夕食の準備とお風呂の準備をした。
7時なんてあっという間。