満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜
久しぶりに一緒にご飯を食べる
「結衣も呑むか?」
『ん……少しだけ』
「飲みすぎたら寝ちゃうもんな」
ん?んん?
私は康太を問い詰めたら
一度、バーで眠ったことがあり
その時、連れて帰ったのを白状した
『狩野さんと知り合いなの?』
『……ってか、なんで康太に連絡…』
『絶対見られたくなかった』
本当に最悪だ
「結衣を見てたら、どうにかしてやりたかったんだと……そんなに俺に会いたかったなんて」
『……今日は呑む、呑んでやる!』
康太とお酒を飲む日が来るなんて
思ってもみなかった
だからかな……少し酔っていた。
「結衣、風呂入れるか?」
『うーん、入れるけど……動きたくなーい』
「はいはい」
康太は私のわがままを聞いてくれる
私を抱きかかえ、バスルームへ連れてってくれる。
「脱がすぞ?」
『はーい』
私は酔ってるのもあり
両手を上にあげ、脱がしてもらった
そのまま、康太の首に腕を回し抱きついた。
初めて一緒にお風呂に入るの……
酔ってないと、多分無理。