満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜
東和先生の話は
明日から1ヶ月3名の先生が私につく
ある意味、研修……
っと言っても、他の病院で勤務してから新人ではない。
ただ、ここの忙しさもあるから
サポートと指導だと言う。
1ヶ月たったら
私は研修として他の病院へ行く
そこの先生が産休に入るから。
そこの病院は今と違う個人病院
小児科と内科と産科
今までと全く違う……
東和先生は
「少し違う方向から医者を見た方が、康太くんのためにもなるよ」
少し悩んだけど
康太のためという言葉に納得した。
「研修は2年……研修後のことは自分で考えなさい」
「うちは、君をいつでも受け入れるから気長に悩んでもいいよ」
東和先生は曖昧で、ちょっと意味がわからないようなことを言っていた。
康太にも伝えたら、どこの病院で研修か聞かれたが……聞いてなかった
康太に笑われてしまった
「結衣がやりたいようにやったらいい」
いつまでも優しい康太の言葉にやっぱり心が痛い……
『康太……ごめんね、いつも私ばかり…』
「ん?俺は結衣と一緒なら平気」
そう言ってくれる康太
もう、康太の優しさに甘えてばかりはいられない……