満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜
気持ちの変化
私は新しく来た3名の医師とともに
毎日忙しく仕事をしていた
休みの日でも電話が鳴ることもあり
私の休みに合わせて休んでくれる康太に申し訳なく思いながらも
電話に出て対応する
「…行った方がいいんじゃねぇか?」
『ダメよ…私がいなくなった後、困るのはあの人たちだから』
本当は行って一人でも多くの人を助けてあげたい……
休みの日は葛藤の日でもある。
そして、休みの日は少しだけ憂鬱な日でもある……
康太が私を抱く日。
康太が私の身体を考えて休み以外は抱かない……。
私の身体を気遣ってくれてるのに、憂鬱に感じてしまう……
どうしたらいいものか……
少しでも自分を変えれたら
少しでも、康太に抱かれる幸せを感じられたら……。
「風呂入る」
そう言ってバスルームへ向かう康太
え?
いつもは必ず一緒に入るのに
今日は誘われない……
私は後を追い
『康太、一緒に入らないの?』
康太は少し驚いていたけど
「……ん、疲れてる結衣をいじめても楽しくない」
笑いながら服を脱いでいる康太
もしかして……薄々気がついてるのかもしれない……
そう思ったら……私はどうしていいかわからず……けど、康太を傷つけたんじゃないかと思ったら、涙が出る