満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜
私の涙を見て焦り出す康太
「ど、どうした?なんだ?」
『……なんでも、ない』
答えられない、
だって、私が悪いんだから
リビングへ戻ろうとすると
康太は私の腕を掴む
そして、無言で私の服を脱がし始めた
『こ、こうた……?』
私が手で阻止しても、払いのけられ
裸にされ、抱きかかえられた
そのまま、浴槽に入る
康太は何も話さない……
怒ってるのかな……
『康太……なんか言ってよ…』
少しの沈黙があった
「泣くくらいなら、一緒に入る」
「結衣の気持ちを考えたつもりが逆効果になると思わなかった」
『やっぱり…気がついてたの?』
「少し……そのうち慣れると思った」
「けど、かわらねぇ……根っからのモンなんだと思ったから、少し我慢するかなって考えたんだが……」
「一緒に風呂入ると……我慢出来なくなるから……」
私の事を考えてくれてるのに、私ったら自分のことばかり……
康太に気づかれたくないばかりに……
ダメな私……
……けど、少し気持ちが楽になったかも。
『康太に気づかれたくなかった……けど、少し楽になったから……今日はどうかな……』
遠回しに、遠回しに……康太を誘う
康太を見ると康太はまたキラキラした瞳をしていた…私の大好きな瞳
思わず笑っちゃう……。