満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜
『…………なんです、だから私は全く何かされたりとか無くて、何を話したのかもわからなくて…』
「そっか、けどそれが晃のやり方なんだろうから、大丈夫」
私はカウンセリングの事を翔平さんに話した。私が話している間、康太はソファで寝ている。
「ねえ、結衣ちゃん……康太くん、気に入られちゃったかな?」
『……そうみたいです』
私は笑ってしまう。
まさか康太が一緒に行くとは思ってなかった翔平さんも笑ってる
「僕みたいなのはタイプじゃないって言ってたから、康太くんみたいなのかな?って思ってさ……」
翔平さんは草食系
康太は……肉食系だな
『私が眠っている間に何かされてたりして』
私と翔平さんが笑っていると
不機嫌そうに起きた康太
「……何もされてねぇよ」
『次も行こうね』
「……送り迎えだけする」
相当嫌だったようだ……
翔平さんも私も笑いが止まらない。