満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜


私が気を失っている間


関係なく男は腰を動かす

「…や、やっぱり…結衣は……最高」


男が果てようとした時……
男の頭にカチッと音がする


男は動きを止める


「…まず、立ってもらえます?」

康太は気を失っている私から男を離し、男を殴りつける


「てめぇ……」

男が気を失うまで殴りつけると
男を縛り付け、私にシーツやタオルで包む


「桜田、今すぐ麻衣子を連れてこい!大至急だ」

私を抱きしめながら
桜田さんと麻衣子の到着を待つ


10分後……

「……っ。結衣!!」
「な、なにこれ…傷……」

麻衣子は私の身体を確認し
深い傷から治療を始める


「桜田……電話しろ」

桜田さんは康太の指示でどこかに電話をし、康太に渡した


「おっさん、どうしてくれんだよ」
「悪いが、こいつはもう消す」

「……なら、10億だ、それが無理なら諦めろ……」

電話を切り、桜田さんに携帯を渡す


「結衣の容態は?」

康太が麻衣子に聞くけで、麻衣子はいい顔をしない

「康太さん……悪いけど、翔平先生呼んでくれる?」


「あ?なんでだ……」


「言いにくいんだけど……多分、結衣は妊娠していたと思う……」


まさか……
こんな形で康太に知られるなんて思ってもみなかった……
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