満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜



久しぶりに帰ってきたマンション


『……ただいま』


「結衣、疲れただろ?休んでろ」


私は康太を見て……
やっぱり笑ってない……
私は自室へ行く。


いつもなら
康太と一緒に寝ているベッドで寝てるけど、そのベッドに寝る気になれない

だって…………


自分のベッドに腰をかけ
外を眺めていた。


空……キレイ
私は日が沈むまで、見ていた



「……結衣」


『……え、あ、なに?』


「飯は?食える?」


『……ううん、食べたくない…』


私の答えに、康太は私の横に腰を下ろす


「結衣、言いたいことあるなら言え……」


言いたいこと?
そんなのないよ。


私は首を横に振る


「なら、何故笑わねぇ?」


『……笑ってないのは…康太でしょ』



「……俺は結衣が笑わないから笑わない」


意味わかんない……
私、笑ってるから……
笑って……る?


笑えない……
もう……。



『……っ。何もかも…嫌っ』


そして……私はあることを思うようになっていった。
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