満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜
「俺は仕事に行く、後で人をよこす」
「結衣の世話を頼んでいる」
「よく考えるんだ」
そう言って部屋を出て行った。
静まり返った部屋
何もしたくなくて
動きたくなくて
ぼーっとしていた。
どのくらい経ったかわからない
ガチャ
誰かが部屋に入ってきた
「あなたが康太が拾った女?」
「ガキじゃん」
「なんなの!」
いきなり知らない女が入ってきて
勝手に怒りながら話し出した。
直感でわかったんだ……
この人…康太が好きなんだ。
「これ、朝飯」
そう言って袋を投げてきた
中を見ると牛乳とパン
「食べてよ」
そう言って部屋を出て行った。