満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜
車で待っていた康太。
『お待たせしました』
助手席に乗ると
車は走り出した。
『康太……ありがとう』
小百合さんや翔平さんと賑やかに
ワイワイできて、楽しかった。
嫌なことは1度も思い出さなかった。
「ふ……また連れてってやる」
『本当?嬉しい』
私は次はいつかと思い
ウキウキしていた。
久しぶりに感じた感情
それも嬉しい。
マンションに着いて
ソファに座る
康太はお水と薬を持ってきてくれた
私が飲み終わると
キッチンへ行きコップを洗った。
……
使ってるようなキッチン
冷蔵庫を開けると、ある程度の材料
康太……料理できるのかな?
『康太、ご飯って…』
「ん?あぁ、桜田が作ってる」
へぇー桜田さん料理得意なんだ。
『明日から……私が作ってもいい?』
そう聞くと
「作ってくれんの?まじ?」
康太の目がキラキラしていた