満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜


『え……人並みな料理だけど…』

なんか期待されても困るけど
実家で料理はしてたから
人並みには作れる。


康太は嬉しそうにしている
そんな康太が可愛く思う。


『家事はこれから全て私がやりますね』

そう伝えて
お風呂の準備をした。


準備をしていると

「一人で入れるか?」

そう心配する康太。


『うん、今日は大丈夫』

本当に大丈夫と思った。


「何かあったら言えよ」

康太はリビングへ戻った。



康太は心配性。
……その原因は私だよね。


強くならなきゃ。
大丈夫。
私には味方がいるから。
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