満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜

お昼に麻衣子から電話がかかってきた。

久しぶりの麻衣子は
泣いているような声

「もう！心配しまくった！」
「心配しすぎて死ぬかと思った」

『ごめん…色々あって…』

「で、明日から学校くるの？」

『……ううん…あ、卒業式には行くよ』

「えっ？卒業式だけ？なにそれ、結衣に会えないの辛い！」
「遊ぼうよ！」

『ん……外に出たくないんだ』

「結衣……何があったの？」
「誰にだって言いたくないこと、あると思う。私にだって…けど……」
「結衣が言わないのは聞かれたくない事だと思って聞かなかったけど…」

「もう無理！一人で抱え込む結衣を見てらんない！」


『麻衣子…』

「結衣、私さ…私の秘密を言ったら結衣が迷惑がかかる思ってる…それに嫌われると思う…けど、結衣に隠し事するのも限界」


「一度、会おう！結衣の話も聞くし、私の話も聞いて欲しいから」


麻衣子と会う約束をした。
けど…外には出たくない
ココで会うか、麻衣子のマンション…
麻衣子の所まで送ってもらえたら
大丈夫なきがする。

康太に聞いてみないと……

『明日、また連絡するね』

麻衣子は納得してくれ
電話を切る。