満たされない心〜貴方が満たしてくれた〜
桜田さんのラフな姿に
麻衣子のテンションは上昇。
私は麻衣子のテンションが高いのが
ツボに入ってしまい、笑いっぱなし。
それを見て、康太も笑顔だった。
麻衣子のテンションに負け
桜田さんはお酒を飲まされていた。
もうお開きにしようとなった時
「桜田、一部屋貸してやれ」
「…わかりました…」
「桜田…今はまだダメだぞ」
「承知…」
そのやり取りに、私も麻衣子もわかっていなかった。
「おい、送れねぇから泊まっていけ。部屋は下だ、桜田が案内する」
そう言って、康太は寝室へ行ってしまった
もしかして、飲みすぎたのかな?
『桜田さん、麻衣子のことお願いしますね』
そう言って麻衣子と桜田さんを見送る
……もしかして、麻衣子はコレを狙ってたのかも。
やるな……麻衣子。
私はキッチンへ行き、片付けをして
自室で着替えていた。
今日は楽しかったなぁ…
康太、疲れたよね。
着替えが終わり、静かに寝室へ入ると
康太は寝ているようだった。