別に好きになってねぇから。
:Chapter 1:
♡綾崎くんに告白
【澪side】
桃色の花びらが咲き誇り心地よいそよ風が吹いてる。
季節は春。
やった~!!
「綾崎くんの同じクラス!」
クラス替えのシーズンです。
校門付近でクラスが書かれてあるプリントを先生に渡され見てみると初恋の人の名前が!
今年も綾崎くんと同じクラスだ!!
よっしゃ~!
「桜咲いてるね」
私が喜んでると近くに友達の結子(ゆいこ)が来た。
『ね!満開だ』って私は傍の桜の木を眺める。
「いや、あんたの頭に咲いてるんだよ。綾崎と同クラにでもなったの?」
私の頭で桜花?
意味がわからない。
これをまさにわけわかめと言うのだろうか。
あ、大分昔に流行った言葉だったかな?
ちなみに結子は去年同じクラスで綾崎くんも去年同じクラス。
結子はサバサバした性格で姐御肌。
「うん!結子も同じクラスだよ!」
「あーそう。何組?」
「えっーとA組」
そして結子と私は教室に向かった。
3年の階は2階。
去年は3階だったから階段上りがやたらきつかったけど、2階になると疲労感が減りますな~。