あなたに恋してる

感がいいのか悪いのか…

「この間の飲み会で、俺の先輩のこと気に入ったらしくて、今は先輩のこと追いかけてるよ。この1ヶ月、待ち伏せされて先輩は困ってたけど…俺としては助かった。実は、先輩に内緒なんだけど、俺の身代わりになってもらったんだ…」

「それって、そう仕向けたってこと⁈」

ニコッと爽やかな笑顔の裏で腹黒な部分を見せた。

「人聞き悪いな…杉本さんが俺から先輩に乗り換えただけだよ」

確かに、そうなったのかもしれないけど…仕組んだんだよね。

「でも…」

「彼氏いるの?」

「……ずっと好きな人はいるから」

「付き合ってないなら、…絶対、その彼より俺の方がいいって思わせる自信があるからチャンスがほしい。今日、20時に近くのコンフォルトってお店で待ってるから絶対来てよ。来るまで待ってる」

強引に約束させられてしまった。
真斗がいるはずだから…なんとかなるかも……

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気が重い中、今日の診察が終了する。

いつものように、淡々と着替えを済ませ
真斗に会いたい一心でコンフォルトに向かった。

重かった足取りもお店が近づくにつれ速くなる。
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