あなたに恋してる
「もう、俺は我慢しないから覚悟しろ」
俺の決意を言葉にして彼女を何度も抱いた。
3年分の思いは週末中、常に彼女を抱きしめ腕の中に閉じ込めた。
彼女と一緒にいる時間はあっという間で
日曜の夜まで離さなかった。
コンビニに行きたいといい、服を着替える彼女。
どこか、元気がない。
俺のせいなのか⁈
少し息抜きにと初めて外に出した。
1時間経っても彼女は帰ってこない。
まさか…
彼女のマンションまで行くと部屋に明かりがついていた。
彼女に何もなかったことにホッとし、俺はそのまま部屋に戻った。
戻って来なかった理由はどうあれ、このままじゃ終われない。
次の日の夜、彼女の部屋の呼び鈴を何度も鳴らした。
ピンポーン
部屋にいることはわかっている。
やっと、開いたドア。
「いるならさっさと出ろ」
苛立ちをぶつけ怒鳴るとドアを閉めようとするので、それを制して中に入った。
『どうして』
と聞いて来る彼女。
わからないのか⁈
こんなにお前を求めているのに…
愛してるんだ。
彼女の顎をグイッと捉えて唇を塞ぐ。
「俺だけを見ろよ」
再び、唇を塞いで
『俺を好きになれよ』