アイドルとシェアハウス!?
電話がかかって、1分くらいたってスマホに手を取った。
「は…ぃ(//∇//)」
「あ、莉奈?」
「ぅ、ん…」
「あのさ…
会いたい…」
「えっ?」
「だ…め、かな?」
「……仕事以外で会いたくない…」

「莉奈…お、俺」
「じゃあ」
そう言って電話を切った。

「莉奈、行くよ?」
「うん…?」
「どうした?」
「うん、お姉ちゃん…」
「何?」
「男の人がさ、電話する時ってさどんな思いでしてくるのかな?」
「……会いたいからか、言いたいことがあるからかじゃない?」
「えっ…」
「裕太君でしょ?」
「……っ、そ、そんな訳ないでしょ(//∇//)」
「気になる?
前好きだった男が」
「そんな訳な…」
姉は私の胸に着飾ったピンクのダイヤモンドあしらったハートのネックレス
「じゃあ、なんで…そのネックレスずっと肌身離さず付けてるの?」
「それは…」
「好きだからでしょ」
「今更…会う資格なんてないよ…行こうお姉ちゃん…」
「莉奈…」
下に行くと、白の高級車が止まっていて後ろには姉の彼氏の潤くんともう一人男の人が乗っていた。
「紗奈、莉奈ちゃん」
「あ、えっ…」
「俺がお願いしたんだ、君と話がしたいからって」
「私は…別に」
「いいよ、飲みに行かない?」
「でも…」
「晩御飯は?」
「まだです」
「あ、こっちはメンバーの…」
「櫻井翔です、よろしく」
「どうも…」
友理さんのお兄さんだ、真面目そうな人だな。
「ほら、莉奈ちゃん乗って」
私は、櫻井さんの横に座った。

< 105 / 125 >

この作品をシェア

pagetop