アイドルとシェアハウス!?
「莉奈ちゃんは、大学行ってるの?」
「はい…今三年で」
「そうなんだ…」

すると車は止まり、お洒落なイタリアンレストランの前に来た。
「あれ、お姉ちゃんは?」
「先に家帰るって」
「そうですか…」
店内に入り、席に着くと櫻井さんは電話がかかって来たみたいで席を立ってどこかへ行ってしまった。

行く時、「松潤俺、いつものな」

「分かった」
「良く…来られるんですか?」
「うん、まぁね」
「莉奈ちゃんは何にする?」
「カルボナーラで」
「ワインは?」
「詳しくないので潤くんのおすすめで」
「わかった……」
すると手を上げると店員さんが来て、「カルボナーラと海鮮パスタとバジルソースのパスタにあと赤ワイン」

「かしこまりました」

「ねぇ…莉奈ちゃん」
「はぃ?」
「最近、仕事はどう?」
「楽しくやらしてもらってます」
「そう、裕太とは会わないの?」
「えっ…」
「君が無理して笑ってるから」
「……裕太と私は住む世界が違うから」
「良く…話してたよ裕太莉奈のこと」
「えっ…」
「本当に呆れるくらいさ」
「で、でも。
莉奈ちゃんは紗奈に似ているよ」
「えっ…」|
「鈍感で意地ぱりな君と、しっかり者で困ってる人が居ると助けたくなって……
好きな人ができてその人の噂を聞くとすぐに諦めようとする」
「えっ…」
「沙奈はさ、同期の錦戸亮が好きだった。でも、あいつには彼女がいたんだ毎日のように泣いてたよ言えなかったんだろうな」
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