アイドルとシェアハウス!?
そして待ち合わせの日…

駅前で太ちゃんを待っている、モデルの如月莉奈とバレない為に地味な格好をして待っていると…

「莉奈ちゃん?」
「あ、太ちゃん」
「何…その地味な格好」
「だって」
「その格好じゃ裕太に会えないだろ?」
「太ちゃん…」
「莉奈ちゃんに合わせて上げる」
「.えっ…」

そう言いながら、私の腕を引っ張り着いたのはパーティードレスを置いてある店だった。

「……えっ…」
「今からパーティーに行くからね」
「…ありがとう…」
「これなんかは?」
太ちゃんはなんだか楽しそうだった。

それからドレスとミュールを買って、美容室に向かった。
「赤月さん」
「お、太輔じゃんか」
「この子に魔法かけてよ」
「お前なぁ…」
「いいじゃん」
「このドレスに合う感じでよろしく」
「こっちに座って」
「はい…」
「君モデルの」
「莉奈です。」
「あいつの彼女?」
「違います。」
「そっか…」

「はい…出来たよ…」
鏡の前にはまるで私じゃない別人が写ってた。
そしてドレスに着替えて下に降りると
「莉奈ちゃん、行こう」
「うん」
ついたのは銀座のホテル

そして中に入りひとつの、会場のドアの前に案内され太ちゃんは何の迷いもなくドアに手をかけた

「えっ、ちょっと…太ちゃん待って…私」
心の準備もないままドアを開ける太ちゃん。
すると、そこにいた人は一斉にこちらを向いた。

「おー、太輔!
遅かったな」
「すいません、社長」
「いいよ、莉奈ちゃん久しぶりだね」
「お久しぶりです、喜多川さん」
「今日は、you達のお祝いに来てくれたのかい?」
「はい」
するとボーイさんが
「良かったらどうぞ」
「ありがとうございます」

裕太どこにいるんだろう、人多過ぎてわかんないや…
私は、貰ったグラスに入ってるシャンパンを飲み干した。
そしておかわりをもらい、何時間たったかな?
裕太何処にいるの?
「はぁ…」
あ、テラスあるじゃん
フラフラした足取りでテラスに向かった…


「おーい、玉…」
「玉!」
「えっ…何?」
「何じゃないよ!」
「莉奈ちゃん、来てるよ?」
「えっ?」
そこにいたのはフラフラした莉奈、あいつ何してんの
「あ、顕嵐ごめんな」
「はい」
莉奈?
すると、莉奈は…俺より若い男に絡まれてた。

「莉奈!」
「裕太?」
「ごめんけど、こいつ俺のだから」
「何してんの?」
「裕太…に会いたくて…ダメ?」
鈍感め…
「すいません、水頂けますか?」
「はい」

「莉奈平気?」
「うん、大丈夫。えへへ…」
「大丈夫じゃないだろ?」
「どうぞ」
「ありがとうございます」
「……んー」
「莉奈、ほら水飲め」
「.い…ら…なぃ」
「飲まないダメだよ」
仕方ないので口移しで水を飲ませた。
< 118 / 125 >

この作品をシェア

pagetop