アイドルとシェアハウス!?
「玉早くしないと遅れるよー」
「分かってる」
「ほら、早く…」
「じゃあ、着替えてくるね」
「うん」
「莉奈……あのさ」
「何?」
「いや何でもない…」
「…?」
「莉奈ちゃん♪」
「あ、にか」
「どこか出かけるの?」
「うん…友達と会う約束してるから」
「そうなんだ」
「にかは?」
「今日はブサイクは休みだよ!」
「そうなんだ」
「行ってきます」
「裕太行ってらっしゃい」

裕太は少し顔を赤らめて小さく

「うん…」

少し、わったーと話していた。
「なあ、莉奈?」
「ん?」
「女子ってどういうのあげたらいいのかな?」
「女子?
そうだなー、友達だったら花とか?
お菓子かな?
なんで?」
「えっ…(//∇//)」
「好きな人でもいるの?」
「うん、まぁ…」
「でもさ友達としてしか見られてないだろうし」
「…………おわり……」
「えっ?」
「恋は、初めから諦めてたらそこでおわりだと言ってた人が居た」
「何それ!」
「あ、そろそろ行かなきゃ」
「いってきまーす」

私はこの時気付かなかった太ちゃんが声を掛けようとしてくれたことに。
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