アイドルとシェアハウス!?
「そろそろ行こうか?」
「う、うん」

繋ぐ手がだんだん熱くなるのがわかる。

心臓がなり止まない。
どっくん…どっくん…

へ、平常心よ何動揺してる...の?

「凪沙?」
「は、はい!」
「何改まって?、」
「あ、ごめん」
「考え事?」
「違う、ぼーっとしてただけ」
「そっか」

空を見るともう夕日が暮れていた。
もう少し、太輔と一緒にいたい…しゅん
すると君は優しく声を掛けた。
「凪沙、行こう!」
「えっ…」

すると太輔は突然走り出して、そして目の前にあるのはsnowsummerprincecityの中にある観覧車。
「凪沙乗ろう!」
「えっ…」
答える隙もなく私の腕を引いて太輔は観覧車に乗り込んだ。
私達は向かい合って座ってる状態。
観覧車は段々と高くなりてっぺんにたどり着いたとき
私は目を見開いた。
「わー…綺麗…」
凄く綺麗だった、街が夕日のオレンジ色に染まっていた。
「だろ?
俺のとっておきな場所」
「とっておき?」
「そう、落ち込んだ時とかよく来るんだ」
「…初めて聞いた…」
「そうだっけ?」
「うん」
「凪沙…」
「ん?」
「もう一ついい場所あるんだけど行かない?」
「え、まだあるの?」
「…良し行こうか」
「…う…うん」
凪沙は少し不思議そうな顔をしてた。

観覧車から差し込む夕日が凪沙に当たってて凄く綺麗に見えた。

観覧車が一周して降りて、バスで時計台前に行くと空はもう暗くて少し肌寒かった。
「凪沙少し、ここで待ってて?」
「えっ…」
すると太輔は走っていった。

すると、イルミネーションがついた。

太輔は、私の事好きなのかな?
もし好きでないのならもう会いたくないよ。
そう考えてると、爽やかな匂いがした。
後ろから太輔が抱き締めてきた。
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