アイドルとシェアハウス!?
あの頃の私は自分が思ってる事を言わないでいた。
凄く弱い人間だった…
「毎週、来なくてもいいのに…」
「放って置いたら莉奈何も食べないでしょ?
それに死んじゃうじゃん!」
「死んでもいいよ、別に…」
「ダメ!」
「絶対ダメ」
よく沙織は怒ってた、私が死んでもいいって言うと。
私はこの二人がいると安心する。

いつも投げ出してた、いつも弱くて弱い私を沙織は支えてくれてたよね?
「莉奈のお母さんってさ、どんな人?」
「えっ…尊敬してる人、かっこよくてモデルとして美貌を持ってる。
私の理想」
「莉奈は、モデルになりたいの?」
「うん…」
「いい夢だね、じゃぁ莉奈がモデルになった時は最初にサインしてね」

そして、今日も私の家で二人は料理をしてそれを私が食べる。
気がつくと時計は、7:00を回っていた。

二人が帰った後、母がフラフラになって帰ってきたきっと打ち上げでお酒を飲んでたのだろう。

「ガチャ」
「華憐さん、大丈夫ですか!?」
「じゃぁ俺行きますね?」
「はぁ〜い、おつかれちゃ〜ぁん」
「…また飲んできたの?」
「あら、莉奈いたの?」
「悪い…」
「莉奈…」
私は、知らなかったこの時。
「莉奈…ごめんなさい」
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