アイドルとシェアハウス!?
まるで、雨に濡れて帰ってきた裕太が抱き抱えた日の莉奈ちゃんの目だった。
孤独で淋しいだなんて言えない俺はさ、思うんだきっと君が変わったのは裕太がいたからじゃなきゃ変われなかったと思う。

そしてBARへと店内に入り莉奈ちゃんの隣に座る。

「わったー…」
「何?」
「私は、諦めた方がいいのかな?
こんなにも苦しい思いするなら好きにならなければ良かった…」
「莉奈ちゃんがそれでいいならいいんじゃない?
もし、それで本当に諦めて忘れれるなら」
「わったー…」
「痩せた?
ちゃんとご飯食べないとダメだよ?」
「ごめん…私ね裕太に出逢えて良かったって思ってるあの頃裕太が隣にいてくれるだけで安心した」
「じゃぁ、約束して?」
「えっ?」
「これから毎日ちゃんと三食食事を取ること何でもいいから口にして、じゃないと莉奈ちゃんが倒れる」
「ありがとう、わったー」
「後一つ、教えて上げようか?」
「えっ?」
「今、裕太料理の勉強してるんだよ
驚いた最近かな料理を教えて欲しいって頭を下げて言われたんだすごい驚いたよ」
「裕太が…」
「まだ、諦めるのは早いんじゃないかな?」
「で、でも…」
「でもじゃない!
莉奈ちゃんは、裕太のとなりに立てるくらいすごい人になったんだよ?
裕太のとなりは莉奈ちゃんの場所にするんでしょ?」
「……うん」
すごいひどい顔で泣いてた。
きっとこの子は裕太への感情を押し殺してたんだろうな。
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